春になると「新茶」という言葉を目にするようになります。けれど「一番茶」とどう違うの?と疑問に思ったことはありませんか?新茶と一番茶は基本的に同じお茶のことを指しますが、今回はわかりやすく新茶と一番茶の違いをご紹介します。

1.意味の違い
新茶:その年に最初に摘まれたお茶
一番茶:年に何回かある収穫のうち、最初に摘まれるお茶
2.使われる場面
新茶:「旬」「初物」など、季節感や鮮度を伝えるときに使う
一番茶:二番茶・三番茶との違いを説明するときに使う
3.ニュアンスの違い
新茶:季節のごちそう・縁起物としての印象が強い
一番茶:品質が良く、基準として使われる印象が強い
4.呼び方の視点
新茶:「いつ摘まれたか」に注目
一番茶:「何番目に摘まれたか」に注目
いかがでしたか?”新茶”と”一番茶”は、実は同じお茶のことを指していて、表現の仕方に違いがあります。その違いを知っておくと、季節のお茶や商品選びがもっと楽しく、身近に感じられるはずです。

鹿児島県 大隅半島の新茶 摘採適期は4月中旬~下旬ですが、鹿児島堀口製茶では茶葉の収穫作業を効率化するために「摘採支援システム」を導入しています。このシステムにより、各ほ場(茶畑)ごとの摘採計画を一元管理し、リアルタイムで情報を共有することで、情報伝達のコストを削減し、品質向上に寄与しています。
新茶・一番茶は香り・旨味ともに非常に繊細で、摘むタイミングが少しずれるだけで品質が大きく変わります。だからこそ、最適なタイミングで摘み取られた堀口製茶のお茶は、豊かな香りと深い旨味がしっかりと感じられる“おいしいお茶”なのです。
