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【コラム】お茶のことわざ辞典 その② 2024.2.17

日本人は、食事中やお仕事の合間、人をもてなすときなど、様々なタイミングで毎日のようにお茶(緑茶)を飲みます。それだけにお茶は、日本人の生活習慣や文化に大きな影響を与えてきました。


中でも格言やことわざには、お茶にまつわるものがたくさん🍵今回も明日使いたくなるよう、選りすぐりのお茶のことわざをご紹介致します。


【宵越しの茶は飲むな】


緑茶は鮮度が命です。淹れてから時間が経ったお茶はせっかくの香りが無くなり、渋みの成分が水に溶け出してしまいます。日付が変わるほど時間の経ったお茶はどうしても味や香りなどの品質が下がってしまうのです。


お茶は新鮮なうちにおいしく飲みましょう、という意味の言葉です。


【お茶の子さいさい】


茶の子とはその昔、朝起きてからお菓子などの簡単なものとお茶で済ませた簡単な食事のこと。それが転じて、物事を簡単に片付けることを例える言葉になりました。


“さいさい”とは、民謡などで聞かれるお囃子の言葉です。聞いてて心が楽になるような、軽やかな響きを持った言葉だと思います。


【茶は水が栓(せん)】


“詮”は“肝心な点”という意味を表します。つまり、おいしいお茶を淹れるにはまず水選びが大事、そこから転じて「無くてはならない大切なもの」という意味の言葉になりました。



【朝茶は福が増す】


朝にお茶を飲めばその日いいことがある、という意味の言葉です。古くから、人々がお茶という飲み物に縁起の良さを感じていたことが伺える言葉です。また昔の人は、朝にお茶で一服するひとときを大切にしていたことも感じられます。


【朝茶に別れるな】


お茶を毎朝欠かさず飲めば健康になれる、という意味の言葉。古くから人々は、お茶がもたらす健康効果に期待を持っていたようですね。


【へそが茶を沸かす】


おかしくてたまらないという意味で、語源には「大笑いしてお腹がよじれる様子が、湯が沸きあがるのに似ているため」という説があります。でもお腹がよじれる様子って、湯が沸きあがるのに似てますでしょうか?いずれにしても、ちょっとユーモラスで、想像力をかきたてられるような楽しいことわざですね。


【茶の花香(はなが)より気の花香】


お茶で人をもてなすときは、香り高いお茶を出すに越したことはありません。しかしそれよりも、真心込めて相手を歓迎することこそが大事である、という意味の言葉です。


お茶だけでなく、様々な場面で当てはまりそうな良い言葉ですね。



以上、お茶のことわざ辞典その②をお送りしました。次回ことわざ辞典も楽しみにお待ちください。


お茶のことわざ辞典その①はコチラからどうぞ

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